現代のブランディングにおいて、ロゴを過剰に主張しない「透明性」や「ミニマリズム」が世界的なトレンドとなっている。Apple やアパレルブランドがロゴを控えめにする背景には、大量生産・大量消費への批判や環境意識の向上、そして「見せかけのステータス」を嫌う消費者の価値観の変化がある。特に米国では、富裕層が浪費を避け、投資的な視点でブランドを選択する傾向が強く、ロゴによる誇示はむしろ軽薄とみなされる。一方、日本企業は依然として広告代理店主導の「外見を綺麗に見せる」手法に依存しがちである。今後は、SNS 世代が求める「生身の誠実さ」に応えるため、広告上の演出だけでなく、企業の哲学や内実を伴ったストーリーテリングがブランドの信頼性を左右する鍵となる。
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