13 Aug 2026
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【文化欄 #11】「戦争を知らない世代」にも語れることがある。新著『せんそうって』に込めた思い(ゲスト:永井玲衣さん)

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戦争という概念を、軍事や歴史の枠組みから解き放ち、個人の対話を通じて再構築する試みが展開される。哲学者・作家の永井玲衣は、共著『戦争って』において、あえて「戦争」をひらがなで表記することで、超越的な視点ではなく、今ここから見える脆く不安定な戦争の姿を語り合う重要性を説く。対話は単なる意見交換ではなく、参加者が自らの無知や距離感を認め、他者との関わりの中で思考を変容させるポリフォニックな場として機能する。戦時中の兵士が家族に送った暗号のような手紙や、背中にひょっとこの刺青を入れたエピソードは、極限状態における人間の凄みと切実さを浮き彫りにする。戦争を愛することはできないという断言は、対話を尽くした末にたどり着いた、私たちの生と戦争の関わりを見つめ直すための出発点である。

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