新政権の誕生が日本経済に与える影響を、元ゴールドマン・サックス証券のトレーダーで金融教育家の田内学氏が読み解く。市場は積極財政への期待から株高・円安に反応しているが、現在の日本経済の制約は資金不足ではなく深刻な人手不足にある。政府支出の拡大が単なる箱物行政に留まれば、人手不足を加速させ、貿易赤字や円安を助長するリスクがある。持続的な成長には、効率化による生産性向上と、エネルギーやデジタル分野での貿易収支改善が不可欠である。また、個人の経済的不安に対しては、金融資産の形成のみならず、社会とのつながりや役割を見出すことが、将来の安心感に繋がる本質的な解決策となる。
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