世界的な労働力不足の現状と、テクノロジーの進展がもたらす「労働不要社会」の到来について、ベンチャーキャピタリストの蛯原健氏が解説する。足元の労働力不足は、コロナ禍の金融緩和による過剰流動性と、それに伴う労働意欲の変化や賃金上昇が主因である。一方で長期的には、ロボティクスやソフトウェアによる自動化がホワイトカラーおよびブルーカラーの職務を代替し、社会的に労働の必要性が低減していく。この変化は、かつて分断されていた資本家と労働者の境界を曖昧にし、個々人が資産運用を通じて資本を所有する形態への移行を促す。今後は、テクノロジーの社会実装を加速させると同時に、個人が金融リテラシーを高め、資本主義の恩恵を享受する視点を持つことが不可欠となる。
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