
松原タニシと古典怪談師の正野満茶乃さんとの対談では、能と古典怪談の関係が深く掘り下げられる。能の演目には平家物語を題材にしたものが多く、世阿弥が幽霊の登場する作品を多く作ったことが指摘される。また、能と狂言の違い、能面の意味についても解説。正野さんおすすめの古典怪談として、奈良時代の「日本霊異記」に収録された女性が鬼に食われる話が紹介され、仏教が広まっても世の中が良くならないという当時の人々の葛藤が背景にあることが語られる。源氏物語と平家物語における怪談要素にも触れ、平家物語が能に取り入れられ、武将の霊を弔う物語が作られた経緯が説明される。正野さんが最も怖いと感じるものは「人の念」であり、古典怪談にも通じる人間の業が強調される。
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